【ラブライブ!】花陽(26)「Printempsではなよ酒」

031307
1: 2016/03/12(土) 16:13:10.11 ID:9cZgFpGQ.net
単発です。

お酒は二十歳になってから!

via: 2ch

2: 2016/03/12(土) 16:13:46.07 ID:9cZgFpGQ.net
ガラガラ


花陽「ちょっと遅くなっちゃった・・・先に入ってるってメールがあったけど・・・」

仕事が終わって、居酒屋にやってきました!
ちょっと仕事が長引いて、待ち合わせに遅刻しちゃったんだけど・・・二人はどこにいるんだろう?
きょろきょろと店内を見回していると、奥のほうから聞きなれた声が聞こえてきました。

ことり「かよちゃ~ん!」

穂乃果「お~い!こっちこっち~!」

花陽「あっ!いたいた♪」

今日はPrintempsの三人で飲み会です♪

3: 2016/03/12(土) 16:14:50.62 ID:9cZgFpGQ.net
~~~~~~


穂乃果「え~、お飲み物は行き渡りましたでしょうか?」

ことぱな「は~い♪」

穂乃果「それでは、再会を祝しまして・・・」

三人「かんぱ~い!」

カツンとジョッキを合わせて、三人でビールを飲みます。
喉を抜ける爽快感・・・やっぱり仕事の後のビールはたまりません!
穂乃果ちゃんとことりちゃんとは、定期的にこうやって飲んだりしてるんだよね。

穂乃果「ぷっはぁぁ!プリン体最高!」ゴクゴク

ことり「体に悪いってわかってても、こればっかりはやめられないよね」ゴクゴク

二人ともかなりのお酒好きで、とっても美味しそうに飲むんです。
美味しそうにお酒を飲む人と一緒に飲むのって、すごく楽しいんだよね。

4: 2016/03/12(土) 16:16:22.52 ID:9cZgFpGQ.net
花陽「二人とも、おじさんみたい」

ことり「そういうかよちゃんだって、ビールの泡がヒゲみたいになってるよ?」

花陽「えぇ!?うそ!?」

ことりちゃんに言われて自分の口を手で触ってみました。
でも、感触はいつもどおりの自分の肌で・・・

ことり「えへへ、うそですよ♪」

花陽「・・・もう!からかわないでよ・・・」

ことりちゃんが悪戯っぽくペロッっと舌を出して笑います。
大人になっても、ことりちゃんは変わらず可愛らしいです。

穂乃果「みてみて~!こうするとビールの泡でサンタさんみたいになるんだよ~!」

穂乃果ちゃんは大人になっても、変わらず元気です・・・。

5: 2016/03/12(土) 16:20:38.95 ID:xvlZaSLJ.net
printempsキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

6: 2016/03/12(土) 16:24:40.12 ID:9cZgFpGQ.net
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ことり「グラス空になってるね、次は何飲むの?もう一杯ビール?」

しばらく飲みながら三人で話していたんだけど、私のグラスが空になったのに気付いたことりちゃんがそう尋ねてくれました。
可愛くて、気が利いて、きっとことりちゃんモテるんだろうなぁ・・・。

花陽「えぇと・・・日本酒にしようかな・・・」

穂乃果「かよちゃん日本酒にするの?じゃあ穂乃果も日本酒にしよっかな」

私がそう言うと、ちょうどビールを飲み干した穂乃果ちゃんも日本酒に切り替えるみたいです。

ことり「二人とも日本酒なの?それなら私も日本酒にしちゃおうかなぁ・・・」

穂乃果「おっ!ことりちゃんが日本酒なんて珍しいねぇ」

花陽「じゃあ、徳利でもらって三人で分け合って飲むのはどう・・・かな?そうすればいろんな種類も飲めるし、もし自分の好みじゃなくても分け合えばどうにかできるよ」

穂乃果「かよちゃんナイスアイデア!私さんせーい!」

ことり「うん!私も良いと思う♪」

それから三人でメニューを見ながら、どれを頼むか考えて・・・。
うぅ、居酒屋さんに入るといろんなお酒が合ってなかなか選べないんだよね・・・。

8: 2016/03/12(土) 16:33:23.72 ID:9cZgFpGQ.net
穂乃果「あっ!これにしようよ!」

三人で悩んでいると、穂乃果ちゃんがメニューから、あるお酒を指差しました。
私たちが迷ってるときでもしっかりと決めてくれる、さすがリーダーです。

ことり「『新政 陽乃鳥』甘口で女性におススメ・・・って書いてあるね」

花陽「実はこれ、私も飲んでみたかったんだ・・・」

この陽乃鳥って確か・・・貴醸酒だよね。
今まで貴醸酒って飲んだことなかったから、前々から気になってたんです・・・。

穂乃果「花陽ちゃんもこう言ってることだし、このお酒で決まりだね!それにほら、名前もなんだか私たちらしいし」

ことぱな「名前・・・?」

穂乃果「うん!花陽ちゃんの『陽』でしょ?それから穂乃果の『乃』」

ことり「あ、私『鳥』なんだ・・・」

そんなこんなでお酒を注文して、日本酒タイムの始まりです♪

9: 2016/03/12(土) 16:44:44.05 ID:9cZgFpGQ.net
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穂乃果「おっ、来た来た」

しばらくしてからお酒と、一緒に頼んだ淡路産真鯵のお刺身が運ばれてきました。
正直私は、甘いお酒に青魚のお刺身はどうかと思ったんだけど・・・
穂乃果ちゃんが「日本酒にはお刺身だよ!」って言って譲らなかったんだよね・・・。

ことり「はい、穂乃果ちゃんの分。こっちがかよちゃんの分だよ」

花陽「あ・・・ありがとう」

穂乃果「さっすがことりちゃん、気が利くねぇ」

そしてことりちゃんが、運ばれてきたお酒をすぐにお猪口に注いで私たちに渡してくれます。
お猪口の大きさが少しずつ違ってたけど、一番大きいのを私用にしてくれました。

穂乃果「え~、お飲み物は行き渡りましたでしょうか?」

ことり「穂乃果ちゃん、もうそれはいいから・・・」

穂乃果「えへへ、そだね。じゃあ、かんぱーい!」

ことぱな「かんぱーい♪」

10: 2016/03/12(土) 16:49:07.22 ID:9cZgFpGQ.net
お猪口で乾杯して、それぞれお酒に口を付けます。

ことり「あ、甘くて美味しい♪」

穂乃果「ほんとだ、甘くて飲みやすいね。初めての味かも・・・」

花陽「これが貴醸酒・・・美味しいですね!」

噂どおり濃厚な甘みがあるお酒です。
でも、その強い甘さもいつの間にか口から消えていくような・・・濃厚ながらもさっぱりとしてるんだよね。
口当たりはまろやかで、アルコール感や渋みもほとんど感じない、とても飲みやすいお酒です。

穂乃果「う~ん、穂乃果も結構日本酒飲んだりするんだけど、なんだか日本酒っぽくない甘さだよね」チビリ

花陽「言われてみるとそうかも・・・」チビチビ

日本酒の甘みはメロンやマスカットといったように果物に例えられることが多いんだけど
このお酒はいわゆる普通の日本酒とは、甘さの方向性が違っているように感じます。

花陽「なんだろうこの感じ・・・。キャラメルとか・・・シロップ・・・かな?」

ことり「・・・言われてみると、確かにシロップっぽいかも」チビチビ

私的には、食後や寝る前に、おつまみ無しで単品で飲みたい味ですね。

11: 2016/03/12(土) 17:00:11.65 ID:9cZgFpGQ.net
穂乃果「さてと~、お刺身も食べちゃおうかな」

花陽「本当にこのお酒でお刺身食べるの・・・?」

穂乃果ちゃんがお刺身に箸を伸ばして・・・パクッと一口。
えぇ・・・絶対合わないって・・・。

穂乃果「・・・うん、いけるいける!」チビチビ

花陽「えぇ!?」

う、嘘でしょ!?
こんな甘口のお酒と青魚なんて・・・もしかして穂乃果ちゃんって味オンチ・・・?

ことり「じゃあ、私も食べてみよっかな・・・」パクッ

ことり「うん!結構合うね♪」

花陽「えぇ・・・ほんとに・・・?」

まさかことりちゃんまでそう言うなんて・・・。

12: 2016/03/12(土) 17:05:06.97 ID:9cZgFpGQ.net
穂乃果「ほらほら、ことりちゃんもこう言ってるし、かよちゃんも食べてみなよ」

ことり「ほんとに合うから大丈夫だよ?」

花陽「そこまで言うなら・・・」

絶対に合わないと思うんだけど、二人に言われたら断れません・・・。
うう・・・ちょっと怖いけど、覚悟を決めて食べてみましょう・・・!

花陽「いただきます・・・」パクッ

花陽「あれ・・・?意外といける・・・」チビチビ

穂乃果「でしょ?やっぱり日本酒にはお刺身だよっ」

甘いお酒と、爽やかな香りの鯵、これはこれでアリかもしれません。
でもそれは、このお刺身がかなり鮮度が良かったからだと思うんだけど・・・。
これで臭みが少しでもあったりしたら・・・うう、考えただけでも恐ろしい・・・。

13: 2016/03/12(土) 17:08:38.94 ID:9cZgFpGQ.net
ことり「お酒なくなっちゃったけど、もう一度同じの頼む?」

三人で一合なんてあっという間で、もうお酒がなくなっちゃいました。

穂乃果「うぅん・・・せっかくだから他のやつ頼んでみない?」

花陽「あ、それなら私が選んでもいいかな?」

ことり「うん♪」

お酒はなくなっちゃったけど、お刺身はまだ残ってるし、ここはおつまみに合わせたお酒を選びましょう!
このメニューで、一番お刺身に合うお酒は・・・。

花陽「『千代寿 大虎 大辛口純米』これにしましょう!」

やっぱりお刺身には辛口です!

14: 2016/03/12(土) 17:18:15.08 ID:9cZgFpGQ.net
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少ししてから、お酒が運ばれてきました!
今度はことりちゃんまかせじゃなくて、みんなでお酌して・・・。

三人「かんぱーい!」チビリ

そしてみんなでお酒を飲みます。

穂乃果「あ、これいいね!癖が無くてスルスル飲めちゃう感じ」チビチビ

花陽「うん、このスッキリした感じがいいんだよね・・・」

ことり「辛口ってなんか苦手なイメージだったけど、結構飲みやすいんだね。なんだかお水みたい」チビリ

この大虎は本当に癖が無くて、万人受けするタイプの辛口酒です。
おつまみ無しで飲むには味気ないけど、あわせる料理を選ばない万能選手の食中酒だね。
さっそくお刺身と合わせましょう!

15: 2016/03/12(土) 17:18:21.21 ID:YJpPrdGi.net
いいですなぁ

16: 2016/03/12(土) 17:28:05.60 ID:9cZgFpGQ.net
花陽「・・・うん!やっぱりこれですよ!お刺身と日本酒を合わせるならこうでなくちゃ・・・」チビチビ

穂乃果「そんなに合うの?」

そして私の言葉につられて、穂乃果ちゃんとことりちゃんがお刺身を口に運びます。

穂乃果「・・・おいしい!さっきのお酒よりもこっちの方が合うね!」

ことり「ほんとだ・・・。お刺身だけじゃなくて、お酒も美味しく感じるんだね・・・」チビリ

花陽「辛口のお酒は、単品だと味気ないし日本酒を飲みなれてない人は嫌がったりするけど・・・相性のいいおつまみとならすっごく美味しくなるんです」

花陽「陽乃鳥もすごく美味しかったけど、あれは単品で飲んでも美味しいお酒だと思うんだよね・・・。やっぱり私はお刺身で飲むなら、こういったお酒がいいと思います!」

穂乃果「・・・おそれいりました!」

ことり「ふふ・・・日本酒はかよちゃん先生におまかせだね♪」

花陽「そんな、私は先生だなんて・・・。でも、まだまだいいお酒はいっぱいあるし、せっかく三人一緒なんだし・・・もっと試してみてもいいですか?」

ことり「もちろん♪」

穂乃果「うん!穂乃果ももっとかよちゃんにお酒のこと教えてほしいな」

それから三人でいろんなお酒を飲んで・・・。
やっぱり、お酒好きな人と飲むのは楽しいね♪

17: 2016/03/12(土) 17:35:49.50 ID:9cZgFpGQ.net
~~~~~~

ことり「はぁ・・・結構飲んだねぇ・・・」

花陽「うん、でも楽しかったです♪」

お会計を済ませて三人でお店を出ました。
三人で過ごす時間はあっという間で・・・終わっちゃったのがちょっぴり寂しい・・・。

穂乃果「・・・・・・飲み足りない」

そんなことを考えてたら、穂乃果ちゃんがボソッとそう呟きました。

ことり「穂乃果ちゃん・・・?」

穂乃果「こんなんじゃ飲み足りないよ!かよちゃん、ことりちゃん、洋酒は飲める?穂乃果この近くでいいバーを知ってるから、もう一杯飲んでいこうよ!」

ことり「えぇ!?まだ飲むのぉ?」

18: 2016/03/12(土) 17:38:19.70 ID:9cZgFpGQ.net
ことりちゃんは困惑してるけど・・・私には嬉しいお誘いです!
こんなに楽しいのに、ここで終わらせちゃうなんてもったいないもんね!

花陽「行きましょう!穂乃果ちゃんおすすめのバー・・・行ってみたいです!」

穂乃果「かよちゃんならそう言ってくれると思ってたよぉ!」

そう言いながら穂乃果ちゃんが抱きついてきました。
・・・なんだか高校時代よりもふくよかに・・・いや、こんなことは考えないようにしましょう。

ことり「もう、しょうがないですね。呑兵衛二人だと心配だから、ことりも付いていってあげます♪」

そして、ことりちゃんも口調の割には楽しそうで・・・。

穂乃果「よぉし、それじゃ二軒目レッツゴー!」

少し酔っ払った、それでも元気な穂乃果ちゃんに引っ張られて私たちは歩き出しました。
夜はまだまだこれから!今晩も楽しくなりそうです♪

21: 2016/03/12(土) 17:57:47.76 ID:bT0k7oqm.net
陽乃鳥飲みてえ

30: 2016/03/13(日) 00:51:09.11 ID:o5dk+6fN.net
このスレに影響されて、今夜は刺身を肴に日本酒でしたw
刺身にはやっぱり辛口が合うなぁ

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